2011年4月20日水曜日

和歌山市消防局:ジーンズ、茶髪……ダメ 服装に規定 /和歌山

 ジーンズ、茶髪禁止??。職員の不祥事が相次いだ和歌山市消防局は8月末、通勤時の服装について決めた内部通知を全職員に向けて出した。「大の大人に」との声も出そうだが、近畿6府県の県庁所在地の消防組織では、大阪市にも同様の内規がある。
 通知は8月25日付。「公務員として品位と常識を損なわないよう」として、シャツは襟付きを基本とし、すそはズボンの外に出さない▽ジーンズ、Tシャツ、短パンは着用しない▽茶髪や無精ひげは避ける??などを徹底するよう呼びかけた。罰則規定はなく、消防総務課は「職場では制服のため、ラフな格好で通勤する職員がいた。身だしなみを正してほしい」と言う。
 大阪市は20年以上前から「ジーンズやTシャツでは信用を失する」などとするマニュアルを文書で作成。研修などを通じて「社会人らしい服装を」と呼びかけているという。一方、神戸や京都、奈良、大津の各市は、「少なくとも文書化した内規はない」と声をそろえる。和歌山市の内規について「そこまでやるのは厳しすぎるのでは」「おのおのの判断に任せている」と声はさまざまだ。
 和歌山市では、内規に対し「非常招集でも襟付きか」と反発も寄せられたが、同市消防局の担当者は「非常招集時に襟付きとは言わない。事件が相次ぎ市民の目も厳しくなっている。目に見える形で綱紀粛正を図りたい」と理解を求めている。ただ、“先進地”である大阪市の担当者は、「一定の効果はあると思うが、現実には今でもジーンズで通勤する職員もいる。要は個人の意識の問題だ」と話している。【藤顕一郎】

9月22日朝刊

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引用元:RMT

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